中谷元
NAKATANI Gen
元陸上自衛官である中谷元は、1990年の衆議院総選挙に自民党公認で出馬、初当選した。陸上自衛官を退官後、出馬まで、衆議院議員の加藤紘一、今井勇、宮澤喜一の下で秘書を務めた。2001年、第一次小泉内閣で防衛大学校、陸上自衛官出身者として初の防衛庁長官となった。その後、2014年には第三次安倍内閣で安全保障法制担当大臣、防衛大臣に就任。
2004年、中谷の要請を受け、陸上自衛隊幹部によって作成された「憲法草案」が公表された。この草案は、内閣総理大臣が最高指揮監督権を有する軍隊の設置、集団的自衛権の行使、国民の国防義務などを規定している。中谷は党内の憲法論議において主導的な役割を果たしており、憲法改正推進本部には本部長代行、後に本部長特別補佐として関わり、2023年には衆院憲法審査会における与党筆頭幹事に就任した(2023年報道)。