日本公進党

Nippon Kōshintō

(2004-)

日本公進党は、若手政治家志望者のグループとして2004年に総務省に政治団体として登録された。当時の立ち上げメンバーは、いずれも20代という若さだった。綱領では、戦後民主主義を批判的に評価し、その是正による日本の伝統、精神、文化の尊重、公徳心と愛国心の高揚を掲げた。現行憲法は占領軍によって策定されたという見地から、戦後民主主義を生み出した憲法を改定することで戦後体制とアメリカの覇権体制からの真の自主独立を目指すとした。

2000年に発表、翌2001年に一部修正された「日本公進党改定日本国憲法草案」では、天皇を元首とし、皇室祭祀を明文化することで天皇の神道形式の祭祀や戦没者慰霊ならびに靖国参拝の障害をなくす提案をしている。また自衛隊を内閣総理大臣が最高指揮監督権を有する軍隊として規定、有事あるいは非常事態において公共の秩序維持のために国民の権利濫用を禁止するなどの案も取り入れた。